【豆知識】食洗機で洗ったほうがイイものベスト3
食洗機で洗ったほうがイイものベスト3
食洗機と細菌の記事を書いていたら書き足したほうがよさそうな情報を思い出したので別記事にしました。こちらも参考にしてください。
うなぎこは食品分析会社で約10年働いており、その中でも特に微生物検査を得意としていました。食品などのサンプル中にどれだけ微生物が存在しているかを培養して計測します。
分析の対象は食品そのものだけではなくて、調理器具なんかも対象に含まれます。飲食店の厨房や食品工場の製造ラインとかから、サンプルを採取して培養するとかいうことも行っていました。そんな経験から、細菌が残りやすい調理器具の情報を紹介しようと思います。
わかりやすいように、ランキングにしてみました。題して
「細菌が残っている調理器具ベスト3」
第3位
包丁の柄
包丁の柄は手がよく触れるため、細菌が多く付いています。また、木製のものも多いのではないでしょうか?木製だと、なかなか洗いきれませんよね?また、乾くまでにも時間がかかります。これも細菌が培養されてしまう要因の1つです。
第2位
ざる
みなさん「ざる」ってどうやって洗っています?ざるはその目が細かいため、なかなか全部洗えません。スポンジでざるを完全に洗える人っていないのではないでしょうか?ざるの目の側面には、結構細菌が残っているんです。培地に着けて培養するとよくわかります。
第1位
まな板
圧倒的な1位はまな板です。想像通りでしたでしょうか?やはり多くの食材が触れることから細菌が付きやすいです。まな板は細菌培養用培地を使って培養すると、とんでもない数の菌が培養されます。それだけ菌が付きやすく、また落ちにくいんってことなんですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?解決策としては、やはり「食洗機を使う。」です。ざるなんかは、手で洗った後、水ですすぐのも効率的ではないですよね。水ももったいないし。食洗機ならその心配もありません。木製の包丁の柄やまな板もきちんと洗って乾燥してくれます。
調理器具の中には食洗機対応でないものもあります。特に木製のものは対応していないものが多いかもしれません。洗うものはきちんと食洗機対応かどうか確認してから洗ってくださいね。漆器などは使えないケースが多いです。
ちなみに、調理器具に付いた細菌を培養するときは「スタンプ培地」というものを使います。こんなやつです。食材や調理器具に押し付けて菌を採取して培養します。
このスタンプ培地で検査をしていくと、どんな食べ物に細菌が多いとかもわかります。どんなものに多いかはまた別の記事にて紹介しますね。
(うなぎこ)