意外と細菌数多い食材ベスト3【豆知識】
生検査技師から見た「意外と菌数の多い食品ベスト3
うなぎこです。私はこれまでに約10年食品の微生物検査を行ってきました。その経験より、衛生検査技師から見た「意外と菌数の多い食品ベスト3」をまとめました。
細菌数を減らすような対策なども記載していますので参考にしてください。
第3位
それでは、まず第3位からです。
3位「ハムやベーコンなど、水分が出るもの」

基本的に水の出やすい食材は菌数が多い傾向にあります。例えばハムやベーコン、かまぼこなども挙げられます。
この水、業界では「ドリップ」って言います。中でも特にハム、ベーコン、お肉(生肉)は菌数高いです。開封したら早めに食べきりましょう。
第2位
続いて、第2位です。
2位「かつおぶし」

意外でしたでしょうか?常温で保存していますよね?問題は開封してからなんです。元々魚を乾燥させたものなことから、菌数は多い傾向にあります。
対策としては、小分けのタイプを購入して、封を開けたらなるべくその日中に使い切りましょう。どうしても翌日まで保存する場合は冷蔵庫に入れてください。
第1位
それでは第1位です。
1位「小麦粉やお好み焼き粉などの粉もの」

こちらも意外だったのではないでしょうか?普通皆さん常温にて保存していますよね?粉ものは栄養分が豊富なため、水分(湿度)が加わると菌が増えやすい環境となります。また、同時にダニとかの虫もわきやすくなります。
同じような粉末でも、塩や砂糖の場合は、細菌の生息に適した環境ではないことから、多少湿度が上がっても菌数が増えることはあまりありません。
対策としては、かつおぶし同様に、粉ものも少々高くても、小分けのものや少量のものを購入することをお勧めいたします。またどうしても使い切れない場合は冷蔵庫に保管して、早めに使ってください。私は下記のようなタイプを購入しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?かつおぶしや粉ものに菌が多いなんて意外でしたか?
以前のこの記事にも食品の衛生対策に関して紹介しています。
こちらも合わせて参考にして、食材保管には気を付けてくださいね。
(うなぎこ)