食塩相当量と塩分の違い
食塩相当量とは?
うなぎこです。皆さん、食品を買うときにパッケージの栄養成分表示は見ていますか?たんぱく質、脂質、炭水化物及び食塩相当量及び熱量の基本5項目は2020年4月1日から表示を義務づけられました。前の記事で沖縄の塩やサラダエレガンスを紹介したことから、今回はその中の食塩相当量について解説します。
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食塩相当量=塩分じゃない?
塩分は「塩化ナトリウム」の量で、「塩」の添加量です。一方、食塩相当量とは食品に含まれる「ナトリウム」の量を「食塩の量に換算」したものです。
つまり、食塩相当量=塩分ではないんです。
食塩相当量=塩分とその他ナトリウムの合計なんです。
食品中には、食塩以外にも、天然のナトリウムは含まれています。例えば、牛乳、野菜、食肉や魚など自体に含まれたり添加されるグルタミン酸ナトリウム、アスコルビン酸ナトリウム(ビタミンC)などにはナトリウムが含まれていることから、食塩を使っていなくてもその食材にはナトリウムが含まれると言えます。
食品添加物はほとんどナトリウム類なので、塩分としては0%なのに食塩相当量だと30%以上という調味料も多いです。不思議な感じですよね。
また、1日の塩分(食塩)摂取量の基準は、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2020年版」によると、男性7.5g未満、女性6.5g未満としています。その他の基準だと、日本高血圧学会では1日6g未満、世界的にはWHO(世界保健機関)は1日5g未満としています。
おススメの減塩だし
ナトリウム化合物やミネラル分が多いと、塩分が少なくてもしっかりと味を感じます。いわゆる「出汁」ってやつですかね?日本独特ですよね。
例えば下の茅乃舎(かやのや)のだしなんかは減塩なのにきちんと味が出ていておススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?塩分は減塩のものが好まれたりしますけど、人間には必要なミネラルなので、これから汗をかく季節には適度に塩分補給は必要だと思います。そんな時に、食塩相当量=塩分ではないことを思い出して塩分補給してくださいね。
(うなぎこ)