食品の保存表示
消費期限と賞味期限って？
うなぎこです。みなさん、食品を買うときにパッケージに記載されている「消費期限」や「賞味期限」に注意して購入すると思います。この2種類、実は違うんだって知っていましたか？
言葉から想像されるとおり、それぞれの期限に関する考え方は違います。今回は、この「消費期限」と「賞味期限」の違いについて紹介します。
消費期限とは
消費期限は「安全に食べられる期限」のことを指します。この期限を超えると衛生上の危害の可能性があるのでその期限内に消費してくださいという期間です。
お弁当とかサンドイッチなどはこれに相当します。いわゆる「生もの」はだいたいこちらだと思います。
賞味期限とは
賞味期限は「同じ品質のままおいしく食べられる期限」のことを指します。この期限を超えたからと言って、衛生上の危害がすぐにあるわけではありません。消費期限より長めの設定の食品が多いです。
スナック菓子とかチョコレートなど、常温保存可能な食品はだいたいこちらに相当します。
具体例
この2つの期限、特に、牛乳と卵は特徴的です。それぞれ紹介します。
牛乳
牛乳は種類により「消費期限」のものと「賞味期限」のものが存在します。「低温殺菌牛乳」は「消費期限」、「高温殺菌牛乳」には「賞味期限」を設定しています。
こちらなんかは「賞味期限」ですね。
また、いずれの場合も開封したら2日を目安に飲み切ってくださいと記載されています。
卵
卵の場合は「賞味期限」です。しかもこれは「生で美味しく食べられる期間」と設定されています。冷蔵庫できちんと保管されていれば、賞味期限を切れても数日はきちんと火を通せば問題なく食べられるとメーカーHPでも紹介しています。
くれぐれも賞味期限を切れたからといって、廃棄しないでくださいね。
いかがでしたでしょうか？卵は生で食べられる期間から設定されているんですね。
期限のない食品
また、これらの期限を設定していない食品も存在しています。代表的なのはアイスや冷菓類、チューインガム、砂糖・塩およびうま味調味料、酒類などです。
これらの多くのものは正しい保存環境下では長期間安定なことから、特に消費期限も賞味期限も設定されていません。
お手元のこれらの食品パッケージを確認してください。期限の記載のないものが多いと思います。
食品衛生に関する記事はこちらも参考にしてください。
まとめ
賞味期限と消費期限の違いはいかがでしたでしょうか？これから食べ物が傷みやすくなる季節なので、両方の期限の違いには気を付けて、食材を無駄にしないように取り扱ってくださいね。
（うなぎこ）